【2019年4月更新:一部日本語対応開始】海外旅行(特にヨーロッパ)でデータ通信するならMTX Connect がおすすめ

はじめまして、may0320です。

約10年ぶりのブログ開設のため、読みにくい点もあるかと思いますがよろしくお願いします。

 

さて今回は、海外旅行でデータ通信をする際におすすめしたいSIMをご紹介したいと思います。

スマートフォンタブレットの普及、そして最近ではSIMフリー端末の普及にともない海外旅行にスマートフォンタブレットは今や欠かせない存在になっていると思います。

現在海外でデータ通信をする方法は主にこの5つが挙げられると思います。

 

・街中やホテルのWi-Fi

・日本のキャリアSIMでのデータローミング(海外通信プラン)

・日本で現地SIMの購入

・現地で購入したSIM

Wi-Fiルータ(レンタル)

 

今回はこの5つの選択肢ではない新しい選択肢をご紹介したいと思います。

それがMTX Connect です。

 

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MTX Connectルクセンブルク発のデータローミング専用SIMです。

後半にも記述しますが、このSIMの良い所は安価&すぐ使えるという点です。

最近では現地SIMを購入して持参したSIMフリー端末で利用、ということも出来ますが、慣れない土地でSIMを販売しているお店を探し、店員と会話して、面倒な書類記入や、パスポートの提示を求められたりなど、その他にも面倒な手続きもある場合も多く、様々なステップを踏まなければなりません。

英語が出来る方は苦ではないと思いますが、言葉に不安のある方は果たして買えるのだろうか?という不安もあるかと思います。

 

今回ご紹介するMTX Connectはそんな面倒な手続きは必要ありません。

 まずは簡単な使い方をご紹介しましょう。

 

 

 

<準備するもの>

SIMフリースマートフォン or タブレット

・クレジットカード(VISAまたはMaster)

・MTX ConnectのSIM

・MTX Connectのアカウント

 

 

 

<SIMを請求する>

 

 まずはトップページの【Get a SIM card】をクリック。

すると下記のようなページが表示されます。

 【2018年4月:追記】請求フォームのUIが変更されていますのでご注意下さい。

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必要事項を記入後(画像は【Submit】ですが)【NEXT】で次に進みます。

 

次にクレジットカードの情報入力欄が出てきますので、必要事項を入力して€5の支払いを完了します。

SIM代?送料?と思われる方もいるとは思います。€5は先払いになりますが、€7チャージした状態でSIMが届きますので事実上SIM代&送料無料です。

 

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住所の書き方が分からない方は住所変換サイトや検索で【エアメール 住所 書き方】で検索してみて下さいね。

※個人情報の取り扱いには十分ご注意下さい。責任は負いかねますのでご了承下さい。

 

すると約1週間〜10日前後でルクセンブルクからSIMが到着します。

サイズは3サイズmini, micro, nano)にフレキシブル対応したものが届きますのでご安心下さい。

10日以上経っても届かない場合は郵便事故の可能性もありますので一度問い合わせる(英語OK)と再送対応をしてくれます。

 

時差の関係でビジネスタイムが日本とは異なりますが、現地の営業時間内の場合は問い合わせを送ると即座に返信して頂きました。

 

私が最初に請求した際、3人同時にSIMを請求しましたが1人のみ1週間前後で到着して、残り2人は再送依頼をして旅行出発の前日にようやく届いたという経緯があります。

 

とはいえ上記のようなことが起こらないとも限らないので、SIM請求は遅くとも出発の1ヶ月前までにはしておくことをオススメします。

最悪届かない場合、最寄りにMTX Connectの事務所があればそこで貰えるとのことです。

*事務所での受け取りに関しては、届かなかった場合の対応を質問した際にこのような回答を貰いました。実際に事務所へ取りに行く場合は必ず事前に問い合わせをして下さい。

 

【2019年4月:追記】現在は1度に複数枚のSIMがオーダー可能になりました。

 

<SIMの請求が不安な方へ>2018年4月追記

 

どうやらAmazonにてMTXConnectのSIMが購入出来るみたいです。

200円前後(2019年4月現在)とリーズナブルですし、購入しちゃった方が楽!という方もいらっしゃると思いますのでご紹介しておきますね。

http://amzn.asia/fHsCN44(販売ページ)

ただしこちらの商品に関してはチャージなしですので初期残高€0だと思われます。請求して届くSIMとは仕様が異なりますのでご注意下さい。

【2019年4月:追記】現在は残高なしと初期残高あり(€7)が購入時に選択出来るようです。

*リンク先は当ブログの範疇外です。購入に関しては自己責任でお願いします。

 

<eSIM対応開始>

【2019年3月:追記】試す機会がありましたら追記します。

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<英語が得意な方へ>

 次の項目より実際の利用方法を日本語で解説していきますが、英語が得意な方は下記の画像またはMTX Connectの公式ページをご参照頂いた方がより正確かと思います。

画像は2016年12月のものです。設定がうまくいかない場合はFAQ等をご参照下さい。

 

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<出国前にしておくこと>

 さて、ここからは拙い日本語ではありますが解説していきます。

手元にSIMが無事到着していざ出国!

現地ですぐ利用できるように下準備をしましょう。

 

1.SIMのアクティベーション

 届いたSIMのアクティベーションを行います。

トップページから【Activate SIM】をクリック。

アクティベーションコードを要求されるので、SIMが付いているSIMカードの裏に書いてある6桁のコードを入力する。

これでアクティベーションは完了です。

 

【2019年4月:追記】ログイン後のみですが、日本語対応開始しました。

 

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2.MTX Connectのアカウントにログインしてトップアップ(チャージ)

アクティベーション完了後、自分のアカウントにログインして利用プランに応じたトップアップ(以下、チャージと記載)を行います。料金については後述をご覧下さい。 

*画像はPC版スクショです。スマホ版の左メニューはアイコンのみ表示されます。

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チャージしたい金額を選択。€10単位でチャージ出来ます。

 今回はクレジットカードでの支払い方法をピックアップしていますが、他にもPayPal等複数種類の支払い方法が利用可能です。

ネットショッピングと同じ要領でクレジット情報や必要事項を入力し【MAKE PAYMENT】をクリックすれば支払い完了です。

 

3.SIMを取り替える

 現在利用しているSIMをMTX ConnectのSIMと交換します。

SIMはサイズが小さいので無くしたら大変です。機内で交換しようとしてうっかり落として行方不明…なんてことにならないためにも搭乗前の交換をオススメします。

 

4.APN設定をする

APN設定を行います。下記画像・公式ページのキャプションも参考として載せておきます。

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Apple製品の場合〉

  

【2018年4月:追記】iPhoneのスクショを追加しました。

 

設定>モバイルデータ通信>通信のオプション>モバイルデータ通信ネットワーク>APNに【internet】と入力

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設定>モバイルデータ通信>通信のオプション>データローミングをオン

 

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*モバイルデータ通信ネットワークの項目が出現しない場合や、手順通りしたにも関わらず接続されない場合はプロファイルの削除が必要です。注意事項をご確認のうえ下記手順をお試しください。

 

設定>一般>プロファイル>表示された構成プロファイルをタップ>プロファイルを削除

 

【注意事項】

プロファイルを削除した場合、日本で使用していたSIMが利用できなくなります。

帰国後は必ずお使いのキャリアのプロファイルを再インストールして下さい。Google等で【〇〇(ご利用の通信サービス会社) プロファイル】にてご確認下さい。

プロファイル削除は必ず自己責任で実行して下さい。保証は一切致しかねます。

 

Android製品の場合〉

設定>モバイルネットワーク>(APNの新規作成)>APNに【internet】と入力

設定>モバイルネットワーク>データローミングをオン

Androidは若干の表記の違いや手順に差があります。要はAPNに【internet】と入れてデータローミングをオンにすればOKです。

 

*出国前にMTX Connectのログインした状態のページを保持しておくとベターです。

 

 

 

<現地到着後にすること>

 1.機内モードを解除する

 電波を発する機器が利用出来るようになったら、まずは機内モードをオフにします。

 

2.利用するプランを選択する

*画像はPC版スクショです。スマホ版の左メニューはアイコンのみ表示されます。

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SIMが挿入されている状態であれば、http://www.mtxc.eu/en/index.html関連のページはアクティベートされてない状態でも開くことが可能です。

ブラウザから MTX Connectログイン後、プランのアクティベートをします。

*当たり前ですが、残額がないとアクティベート出来ないのでご注意下さい。

 

3.完了!データ通信が利用出来ます

 プランのアクティベートが完了すればすぐに利用出来ます!

*現地キャリアの検索に少々時間がかかる場合もあります。

 

入国審査やスーツケース受け取りの待ち時間でこれからの道順や観光スポットを検索するなど、時間を有効に利用出来ますね。

 

 

 

<料金について>

 料金は下記の通りです。

*画像は2016年12月現在のものです。料金は変更する場合がありますのでこちらから最新の料金をご確認下さい。

【2018年4月:追記】画像刷新しました。

 

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少し前に料金改定があり、1GBが€19.99/15日でで利用出来るようになりました。

【2018年4月:追記】料金改定があり、1GB€14.99/15日、更にヨーロッパ圏のみ同料金で2GBまで利用可能です。

国によっては現地の格安SIMが安い場合もありますが、到着した瞬間に使える利便性を考えると、最近はもっぱらMTX Connectを利用しています。

もしくは初日に【OptimalDaily】プランを利用して、現地SIM入手までのつなぎとして利用するのも有効かと思います。

 

 

 

<対応エリアについて>

 対応エリアは下記の通りです。地図上で青くなっている箇所が対応エリアです。

ヨーロッパはほぼカバーしています。少し前まではアメリカやロシアは非対応エリアでしたが、現在は利用出来るようになったみたいです。

アメリカ、中国、そして日本等一部地域に関しては設定要件が特殊みたいですので、必ずFAQを参照して下さい。

*画像は2016年12月現在のものです。対応エリアは順次増えていますのでこちらから最新の対応エリアをご確認下さい。

*【2018年4月:追記】画像刷新しました。対応エリアは順次拡大しています。

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<メリット・デメリット>

 〈メリット〉 

 ・到着した瞬間からネットに繋がる

 上記でも触れましたが目的地に飛行機が到着し、電波を発する機器の利用が可能になった瞬間から使えます。現地のSIMを購入するという選択肢も何度か利用しましたが、やはりすぐにネットに繋がる安心感には代えられませんし、現地SIMゲットまでの時間ロスを無くすことが出来ます。

今回のメリットを挙げるのであれば、日本で販売されている現地SIMを購入するのも1つの方法ではありますが、現状割高なのがネックと言えます。

 

与太話になりますが、以前イタリアで現地SIMを手に入れようとショップに訪れたところ、閉店40分前にも関わらず『SIM発行のシステムを落としたから今日は買えない』と断られた事があります。次の日無事購入出来ましたが、初日は紙の地図を頼りにホテルまで行かなければならない、という事件がありました。

 

・とにかく安価

 Wi-Fiルータレンタルや日本のキャリアデータローミングだと、出国先の地域や会社にもよりますが、1日1000円〜なんてよくある話です。

それに比べて1GB€14.99/15日(ヨーロッパ圏のみ同料金で2GB)はかなり安価だと言えます。

1GBあればGoogleMapで行き先を検索、旅行情報サイトの参照、SNSの閲覧など、SIMのデータ通信を利用してたまに動画を見たり、通信容量を大幅に消費するソーシャルゲームなどをしない限りは十分な容量だと思います。

【2018年4月:追記】ヨーロッパ旅行中に一般的なブラウジングやマップ利用なら2G超えることはあまりないと思います。私の場合8日間ヨーロッパ滞在で、SNS等を利用し続けてもデータ使用量は1GB前後でした。 

 

・LINEのテキストチャットは無料!【2018年4月:追記】

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Telegram、WhatsApp、WeChat、Viber、そして日本でお馴染みのLINE。これらのメッセージアプリに関しては、SIMをアクティベートしてから30日以内、または課金(チャージ)してから90日以内はテキストと絵文字のみ無料で利用する事が可能です。動画や画像等に関しては通信プランの通信容量に含まれますのでご注意下さい。

 

・チャージ式なので使い過ぎを気にしなくていい

 あくまでもチャージした金額分&選択したプラン分しか使えないので、データローミングでよく耳にする使いすぎによる高額請求の心配がありません。

 

・機器は不要、SIMされあればOK

 Wi-Fiルータと比較した場合、ルータを持ち歩いたり、ルータの電池残量を気にしなくて良いのは本当に楽です。ルータは複数人でシェア出来るというメリットはありますが、別行動したい時やはぐれてしまった時を考えると行動に制限が付きまといます。

また、独立した通信網を持つ安心感は慣れない海外では計り知れないものがあります。SIMとSIMフリー端末さえあればOK!という手軽さも今回オススメする理由の1つです。

 

・周遊が楽!

 対応している国であれば、移動した国の圏内に入れば自動的にその国のキャリアに切り替わります。切り替わりが上手くいかない場合は一旦機内モードにしてから再度電波の検索を行って下さい。

 

・現地の様々なキャリアを利用可能

 ネットが遅いな…と感じたり、圏外になった場合は、

設定>キャリア>ネットワーク選択の自動をオフ>手動で現地のネットワークを検索後、表示された新たなキャリアを選択するとネット速度が改善されたり、圏外の状態が解消されることもあります。

*現地のネットワーク検索には数分かかる場合も多々ありますので、検索結果が出るまで気長に待って下さい。

*表示されていても一部利用出来ないキャリアもあります。

 

〈デメリット〉

 ・4G/LTE非対応(追記あり

 残念ながら4G/LTEは非対応です。日本のようなデータ通信速度は期待出来ません。

しかしながら、現地SIMの4G/LTE利用経験のある身としては、そこまでの大差はないと感じています。

【2018年4月:追記】一部地域で4G/LTE対応が開始されました。対応地域に関しましては公式ページをご覧下さい。

 

・国によってはもっと安価なSIMがある場合も

 安価!と書きましたが、国によってはもっと安いSIMが存在する場合もあります。

気になる方は【(国名) SIM 現地購入】などのキーワードで検索してみましょう。

 

・電話とSMSが利用不可

 データ専用SIMなので電話やSMSは利用出来ません。

 

・すべてにおいて完璧ではない(追記あり

 前述で大差はないとお伝えしましたが、やはり4G/LTEの方が早いのは事実。

【2018年4月:追記】一部地域で4G/LTE対応していますが、全ての国が対応している訳ではありませんのでご注意下さい。対応していたらラッキー!くらいの気持ちでいた方がベターだと思います。

【2019年4月:追記】昨年10ヶ国程のヨーロッパで利用しましたが、LTE対応している国(エリア)が増えているように感じました。(あくまでも個人の所感です)

例えばですが、旅行中の外出先でもバンバンネットを使いたい!MTX Connectの【UnlimitedDaily】(1日使い放題)プランでカバーできますが、確実な通信速度が欲しい!といった日本と同環境をお求めの方や、接続に関する日本語のカスタマーサポートが欲しい方は4G/LTE対応のWi-Fiルータや日本キャリアのデータローミングや海外プランがおすすめですし、現地に即したサービスをお求めの方は現地SIMの購入がベターです。

ですが、お金や時間とトレードオフであるころは念頭に入れておきましょう。

 

 

 

<おことわり>

 

*帰国後は必ずデータローミング設定オフをお忘れなく!

*このページはあくまでも参考に過ぎません。万が一何かの不利益や損失がありましても責任を負いかねますのでご了承頂きますようお願い申し上げます。

*最新の情報は必ずMTX Connectよりご確認下さい。

2016年12月現在の情報を元に作成しています。

*2019年4月現在の情報を元に一部追記・記事の修正を行いましたが、変更が生じた場合はご容赦下さい。

*何か変更、誤記等が御座いましたらお知らせ頂けると幸いです。

*質問はコメント欄よりお寄せ下さい。

*記事の無断転載ならびに文章を改変した上での掲載は固くお断りします。

 

Thank you !!

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